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人間は禁止されると、その行為を余計にやりたくなるものである。
頭では体に悪いことが分かっていても、使用時の快感はどれほどのものだろう?という好奇心や、禁を破る背徳感から薬物に手を伸ばすケースは多く、興味本位での使用は後を絶たない。

若者の薬物乱用を防ぐために、
「使用するとこのような恐ろしい結果を招くだろう」と、薬物の恐ろしさを伝える教育が一昔前は主流であったが、その効果についてのある調査結果が出ている。

・一つは、薬物によって顕れる幻覚症状や社会的信用を失うなど、使用することで被る損害や恐ろしさについて教えたグループ。

・もう一方は、薬物についての資料を呈示し、複数人で薬物の使用をどのように考えるか?使用の是非について学生だけで議論させグループ。

成人になってからの薬物の使用状況を調査したところ、恐ろしさを伝えるだけの教育を行ったグループの方が使用率が高かったということらしい。

一方的に恐怖心を煽って禁止するという方針では抑止効果は薄いということであった。

一方的に、ダメ、ゼッタイ。と言われても余計にやりたくなるのが人間なのかもしれない。

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