人影
マネキンには、独特の気味の悪さがある。
無機質で、それでいて人間の姿を模しているところが何ともいえず不気味なのだろう。


1994年。アメリカで不可解な都市伝説が流布した。 
なんと、突然動き出したマネキンに射撃されそうになった警備員がいたというのである。

荒唐無稽な話だが、何でもあるスーパーには、前々から異質な雰囲気を漂わせるマネキンが置かれていたという。
ある晩、このスーパーの警備員が店内を見回っていると、既に無人と化したはずのフロアで、奇妙な光景が目に入った。

銃を構えた何者かが、マネキンを脅していたというのだ。驚いた警備員はとりあえず銃を抜いた。
ところがその何者かというのが、なんとこの店で噂になっていた例のマネキン。

呆気にとられていると、突然、このマネキンは警備員に向かって発砲する構えを見せた。

咄嗟に警備員はマネキンに向かって発砲。

見事マネキンの右腕を粉砕し、その直後、マネキンは崩れ落ちてしまった。

警備員は恐る恐る近づくと、やはりただのマネキンだった。
ただ一点、破損した腕から鮮血が流れ出ていることを除いては。

ちなみに、これ以降問題のマネキンは処分されたとも、まだアメリカ国内の何処かで、腕を失ったままディスプレイされ続けているともいわれている。

海外で腕のない、妙に存在感のあるマネキンを見かけたら、決して近づかないでおきたい。

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