不気味2
アメリカ南西部には、キメラハウスというアトラクション施設が存在しているという都市伝説がある。


この施設、傍目にはただのありふれたビルでしかないようだが、実際に中に入ってみると、幾重にも仕掛けられた罠が待ち受けており、訪れた者は本当の死の危険を直に体験することができると言われている。

アトラクションが開催されるのは決まって深夜。

当日は、そのビルの全てのフロアにトラップが仕掛けられ、1階から最上階に至るまで、恐ろしい体験をすることができるという。

参加費は決して安くはないようで、フロアを進むごとに徐々に料金が値上げされてしまうというのだが、最上階が幾らなのかは誰も知らない。
そこまで辿り着く者がいないからだ。

大抵の参加者は、1階や2階でギブアップしてしまうようで、この場合は命を奪われることはないが、その日見聞きした物事を絶対に他言しないように念書を書かなければならないという。

アトラクションの種類は実に多彩なようで、キメラ(合成)の名に恥じないバリエーションの高さを誇るようだ。

諸説あるのだが、恐怖をかきたてるトラップなら何でもいいようで、狭い足場をギロチンを避けながら進むフロアや、猛毒を持った動物と戦わなければならないフロアなどがあるとされている。
また、一説にはこのキメラハウスにはゾンビが放たれており、これらの恐怖とも対峙せねばならないというのだから、恐ろしい話である。

そもそも、この恐怖のアトラクションをクリアしたからといって、何がもらえるというわけでもない。

ましてや、参加するには多額の準備金が必要になるというのだから、まさに参加者は奇特であるとしか言いようがないだろう。


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