かつて、A県の山中に、「杉沢村」という村が存在していたといわれている。



和初期、その村に住む一人の青年が突然、村民全員を殺し、自分の命も絶つ「杉沢村事件」と呼ばれる事件が起きた。

その後、誰もいなくなったこの村は、地図上から抹殺され、県の公式文書からも消去されたのだという。

しかし、その村は今も昔の面影をとり残したまま、ひっそりとたたずんでいるといわれている。

廃墟となった村は、殺された住民達の悪霊の棲み家となっており、そこを訪れたら二度とは戻ってこられないのだとか。

杉沢村に向かおうとすると、道路に「ここから先へ立ち入るもの、命の保証はない」と書かれた看板が置かれ、村の入り口にある朽ちた鳥居の下には、ドクロのような石があるのだという。

奥へ進んでゆくと、廃墟と化したかつての住居があり、中には血痕のようなものが多数見受けられるのだとか。

この事件は、とあるテレビ番組で特集を行ったが、最後まで村の正体が解明できず、番組内では「杉沢村は時空の歪みの中に存在していて、現われたり消えたりする村である」と結論づけた。

一時は、オカルトファンや廃墟マニア、肝試し目的の者に探索されるほどのブームになったが、現在は沈静化しているという。


にほんブログ村

オカルト ブログランキングへ

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット