日本の都市伝説の最たるものというと「こっくりさん」が挙げられる。簡単な降霊術でありながら、何が降りてくるか分からないという恐ろしい儀式だ。
このこっくりさんが流行り始めた頃のG県で、「トビオリさん」という遊びが蔓延したことがあったという。

トビオリさんのやり方は簡単で、目を閉じてから「トビオリさん」と3度唱えて、そのままジャンプするだけの遊びである。

目を閉じたままジャンプすることで、普通に飛ぶよりも感覚的に長い間ジャンプしているような錯覚を味わえるというだけの、霊はあまり関係の無い遊びだったそうだ。

しかし、この遊びが流行った地域では、何故か子供の死体が次々と発見されたのだという。

子供達の死体は全て、墜落死したような痕跡があったのだそうだが、周囲には建物どころか、木の1本すら生えていない場合もあったのだそうだ。

彼らは一応「墜落死」とされたが、結局どうしてこのような事故が起きたのかは明らかにはされなかった。

トビオリさんの話が大人達の耳に及ぶと、直ちにこの遊びは禁止された。
結局この遊びが全国に広まることはなかった。

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